NISAって聞いたことあるけど…
知識0だとリスクもあるし、難しいんでしょ?
今回は前回、投資初心者の方にオススメをしたNISA制度について、詳しく説明していきます。ボリューム多めとなっていますので、目次から気になる箇所を選択して活用いただければと思います。具体的に解決できる疑問はこちら↓↓
- NISAって何なの?
- 種類の違いを知りたい
- つみたてNISAがオススメの理由
- NISA利用までの流れ
前回の記事が気になる方はこちらからどうぞ↓↓
難しく考える必要は無し!時間と経験も無くても大丈夫です!!
なぜなら知識0のシングルマザーでも出来ているから!
実際に私も2023年1月にNISAを利用し始めた超初心者です。今後、1ヶ月ごとに現状を公開していこうと思っているので、こちらも参考にしていただければと思います(笑)
NISA制度って何?
国が認めている少額投資非課税制度のことで、個人向けの非課税口座を作ることができます。また、日本国内に居住する満20歳以上の人なら誰でも利用することができる制度です。
実は通常だと20.315%の税金がかかるんです!
この税金を免除してくれる制度のことをNISAっていうの。
税金って意外と高いんだ!!
もしも利益100万円だったら、税金が203,150円ってことだね。
そうなんです。。税金は意外と高い。そして、この税金は私たちが普段利用している普通預金でも利息に課税されているものになります。
でも、投資って手続きが大変で、一度入れたお金はすぐに引き出すことができないし、リスクもあるんだよね?
投資を行なう際の出金方法については、『長期間』で行なうことが基本的な考え方となるため、『すぐに引き出せない』と思われがちですが、出金の手続きを行なうと、金融商品の売却や資金の引き出しはいつでも自由にできます。
なるほど!
『引き出せない』ではなくて、みんな『引き出さない』だけなんだ!
長期間が基本だから、「余裕資金で行ないましょう」って言われているんだね。
でも、まとまった余裕資金なんて持ってないよ…。
つみたてだと最低100円からできるものもあるから安心して!
毎月何万円は難しくても、0円よりも100円の積立をしている人の方が、増える可能性がありますよね!!
注意することとしては、引き出した資金(売却)分で利用していた非課税枠を再利用することができないという点です。もしも売却後、別商品で非課税枠を利用したい!と考えている場合には、年間の残りの使用可能額によく注意をする必要があります。
また、つみたてNISAと一般NISAの併用はできないので、どちらか1つを選ぶ必要があります。
NISAの種類
利益が出たら非課税で受け取る事ができるなんてとってもお得!
引き出しも自分のタイミングでできるなら恐くないかも!
でもやっぱり、マイナスになる可能性もあるし。。
マイナスになるのは怖いですよね…。実際、私も恐かったです。リスクとリターンの関係なので、できる限りマイナスにならない選択をしていく必要があります。
リスク0%が良い場合は円預金で頑張るしかないです。。
現状、手数料が必要な金融機関もあるので、考え方次第だと思います!
(通帳発行手数料や口座開設手数料、硬貨入金手数料など…)
NISAには『一般NISA』と『つみたてNISA』の2つの種類があります。ここでマイナスになる恐怖を克服する強い味方が『つみたてNISA』なんです!
種類があることとオススメは分かったけど、なぜ『つみたてNISA』が良いのか、それぞれのNISAの特徴について説明していきます。
一般NISA
一般NISA(ニーサ/少額投資非課税制度)とは、2014年1月からスタートした、投資によって得られた収益が非課税となる制度です。
- 年間の非課税投資枠は120万円。
- 非課税期間:最長5年間
- 商品:日本株や外国株、投資信託など
- 自身で購入や売却を行います。
- 非課税期間が終了した後の選択肢として「売却」「課税口座への移管」「ロールオーバー」があります。「ロールオーバー」で非課税となる期間を延長することが可能です。
投資枠の範囲であれば、対象となっている金融商品であればいくつでも購入ができること、1回ではなくても、複数回に分けて購入することもできます。
1回で枠を使い切らなくても大丈夫!
120万円×5年間=最大600万円までの投資元金から得た利益が非課税になる制度です!
また、注意点はこちら↓↓
- すでに持っている金融商品を一般NISA口座に移すことはできない。
- 翌年以降に使用していない投資枠を繰り越すことはできない。
- 損益通算や売却損の繰越控除はできない。
- 課税口座に振り替える場合、非課税期間終了時の時価が取得価格になります。
一般NISAは自由度が高めなため、知識0の投資初心者には扱いづらい面もありますね。購入日や売却のタイミングを見極める必要も出てきます。一括で取引を行なう場合、ハイリスク・ハイリターンとなることもあります。そのため、一般NISAは投資超初心者向けではないと言えます。
超初心者の場合で、状況によっては爆益・爆損があり得ます。投資とはいえ、雲を掴むような状態になるので、ギャンブルに近いし恐いですね(汗)
「あのときに買っていれば」「あのときに売っていれば」「まとまった資金があれば」は、投資で通用しません。。初心者向け商品に挑戦している間に、投資に関する知識をつけて、来年度(2024年)から始まる新NISA制度で一般NISAもありですね!
つみたてNISA
つみたてNISAとは、2018年1月から開始された、長期的な資産形成を行いたい投資の未経験者・初心者をサポートするために導入された非課税制度です。
- 年間の非課税投資枠は40万円。
- 非課税期間:最長20年間
- 商品:一定の基準を満たした投資信託
- 決めた日に、自動で積み立てをしてくれます。
元々、投資未経験者や初心者をサポートするための制度なんだ!
国がそう定めているなら安心かも。
こちらも一般NISAと同様で、1回で枠を使い切らなくても大丈夫!
40万円×20年間=最大800万円までの投資元金から得た利益が非課税になる制度で、自動で積み立ててくれるから、購入に迷うこともないですよ〜!
- 分配金を再投資した場合、非課税投資枠を使ったとみなされます。
- つみたてNISAでは新たな非課税枠に移す「ロールオーバー」が認められていません。
積立日は『毎日』と『毎月』、分配金については『受取型』と『再投資型』が選択できます。積立申込時に設定することができるので、考えながら設定していきたいですね。
ちなみに私は、積み立てる金額自体が少額で年間投資可能枠までに余裕があるため、積立日は毎日!分配金は『再投資型』を選択しました。
つみたてNISAがオススメの理由
NISAが投資初心者にオススメの理由は『長期・つみたて・分散』をクリアしているからでしたよね!
今回はつみたてNISAを利用することで『初心者でも簡単に実現できる投資の仕組み』について説明させていただきます!前回の投稿が気になる方はこちらからどうぞ!
投資を行なうにあたって、日々価格が上下するなかで、買い時や売り時を決断するのはなかなか難しいですよね。それを機械的に、毎月決まった額で同じ銘柄を買い付けていくことで、価格変動リスクを抑える投資法が「積立投資」です。このときに使われるのが「ドルコスト平均法」です。
つみたてNISAを利用して投資をするだけで、『ドルコスト平均法』の仕組みを利用した取引を非課税で行なうことができます。
確かに、知識も無しで損益を確認しながら売り買いしたり、機械的にリスク商品に取り組むことは難しいです。。
つみたて投資を設定するだけで、ドルコスト平均法のメリットを活用してマイナスになるリスクを押さえてくれるなら安心だわ!
ドルコスト平均法を使った積立投資は、必ず儲かるの?と思う人もいると思います。
ドルコスト平均法は、あくまでも購入単価を平準化する仕組みであって、リスク0ではないので、買い被りすぎないように気をつけましょう。メリットとデメリットはこちらです↓↓
- 購入のタイミングを悩む必要がない!
- 購入単価の平均化が図ることができる。
- 買付回数や購入方法によっては、手数料がかかる可能性がある。
- 一括買付よりも、パフォーマンスが下がることがある。
- 下落が続き、回復の見込みがない銘柄の場合、損失の先送りになる可能性もある。
最大の利益を目指すのではなく、『自分で決めたゴールを目指す投資方法』と割り切って仕舞えば、デメリットは気にならないですね!
実際に『NISA』を利用するためにはどうしたらいいの?
NISA制度利用までの流れ
NISA制度を利用するためには、NISA専用の口座(つみたてNISA口座または一般NISA口座)を金融機関もしくは証券会社で開設する必要があります。
実際に取引を始めるまでの流れは以下の5ステップです↓↓
- 専用口座の開設
- 申込書を取り寄せる。
- 必要書類を返送する。
- 税務署が申請内容を確認後、口座開設通知が到着します。
- 証券会社によってはメールや通知のみの場合もあります。
- 実際に商品を選択!運用開始です!
私は元々口座を持っていた『楽天証券』でNISA口座の申請をして、約2週間くらいで『つみたてNISA制度』を利用する準備が整いました。
1から口座開設を行なう場合は、NISA制度を利用する際の申請書の申し込みも早めにできると時短になると思います!
普通預金口座のように1日では開設手続きが終わらないので、思い立ったらすぐ行動することが鍵です!口座開設は早めにしていきましょう。
hachikoが実際に購入(取引)する時の疑問に思ったこと
最後に、実際に運用を開始する際に、私が疑問に思ったことを説明していきます。
分配金の設定について
設定方法には『受取型』と『再投資型』の2種類があります。
*長期投資を考えている人…『再投資型』
*少しずつでも成果を手元に受け取りたい人…受取型
をオススメします。
私は少額を長期投資する!と決めたので『再投資型』を選択しました!
無理はせず、個人のライフスタイルやモチベーションに合わせて選択することが大事です。
積立日の設定について
積立日の設定についても、月に1度なら、いつが1番いいの?と色々調べました(笑)
確かに、同じ積み立てを行なうなら、1番いい日を設定したいです!
高値にならない日なんてあるのかな?
1日や25日、30日、31日などはキリが良く、多くの人たちが売買を行なうため、株高になりやすくなる傾向があります。
そのため、月に1度の積立設定を行う場合には、11日や18日など『中途半端な日付け』を狙うのが良さそうです。
『高値にならない日』は分からなくても『高値になりやすい日を避ける』ことはできますね!
この考え方は、今後投資を行なう中でも大切な考え方になりそうです!
ちなみに、積立頻度について『毎日』と『毎月』を選択可能な証券会社もあります。例えばSBI証券や楽天証券では選択が可能ですが、”長期”であれば大差は生まれません。こちらも資金管理の際に管理しやすい方を好みで選択して大丈夫です。
もしも、”短期”で勝負しようとすると『毎日』の方が積立回数が多くなる分、ドルコスト平均法のメリットが得られるので差が出てくる可能性があります。つみたて投資を申し込む段階で、『長期』が前提なのであまり気にしなくて良いと思います。
私事ですが、お昼ご飯を食べたつもりで毎日500円を積立設定しました。
毎日積立額が変動してワクワクしています(笑)
月に数百円でも、運用できるなら資金に関する敷居は全然高くないんだね!
それに、毎月2,000円だとモチベーション上がらなくても、毎日100円×月20日で月2,000円の積立になる。
毎日になると達成感もあって、やりがいあるかも!
つみたて方法の考え方1つで、モチベーションにつながることもあります。迷った時は色々な角度から考えてみて、設定していくのも意外と楽しいので個人的にオススメです。
結局、どの商品がいいの?
商品を選べと言われても、どれが良いのかが分からないのが初心者です。
私も色々なサイトを確認したり、楽天証券のオススメ商品を何度も見直して商品詳細を見ていました(笑)
今後の日本の成長に少し不安のあるhachikoがたどり着いた結果は以下2つ、
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
毎日250円ずつ、上記2商品に積立投資を設定しました!
各商品の特徴について、簡単に説明しますね。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
日本以外の先進国22カ国へと投資する、MSCIコクサイ・インデックスと連動した投資成果を目指すインデックスファンドになります。米国株式市場の影響を強く受けることになる商品なので、日本の成長性に疑問を抱いている方に向いていると思います。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
米国市場全体を示す指数である、CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指数に連動した値動きをするインデックスファンドになります。米国株式の4000銘柄がほぼすべて投資対象となるファンドのため、市場が落ち込んだ時には強く影響を受ける特徴があります。
たくさん存在している商品の中から、自分の考え方に合った商品を選択することが大切です!その中でも、特徴や投資先の割合等を見ながら決定していきましょう。
証券会社には個人ごとのプランに合った商品をオススメしてくれるシステムもあるので、上手く活用していくと良いですよ!
まとめ
今回はNISA制度について、詳しく説明しました。初心者には『つみたてNISAでコツコツ投資』がオススメです。少しでも問題解決への鍵となれば幸いです。
来月からは、私のNISAの状況についても更新していく予定なので、そちらも是非参考にしてみてくださいね。
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